チベット旅行

4日目 8月21日 デプン寺、ヤムドゥク湖観光


この日の標高の変化

時刻 0分 15分 30分 45分
9時 3640m3635m3800m3820m
10時3820m3825m3830m3840m
11時3835m3780m3620m3625m
12時3625m3625m3620m3620m
13時3620m3590m3580m3595m
14時3675m3975m4165m4470m
15時4740m4645m4355m4030m
16時3820m3605m3610m3615m
17時3640m3660m3665m3665m
18時3665m3675m3675m3660m

 午前中は標高3800m台のデプン寺へ、午後は約1000m登ってヤムドゥク湖へ。ヤムドゥク湖が見えるカムパ峠は、ガイドブックによれば4750mほどだが、現地には4852mの看板があった。ラサ市街で3660mになるよう修正した高度計の表示値は4740m。日本のガイドブックの方が正しいのだろうか?。カムパ峠への登り口は、3600m以下とラサ市街より若干低くなっている。


水力で回るマニ車

4-1 水力で回るマニ車

 デプン寺の入り口に近いところにあったマニ車。水の流れで水車が回り、マニ車を回すようになっている。この日は雨のため、快調に回っていた。
デプン寺の坂道

4-2 デプン寺の坂道

 デプン寺は広く、バスを降りてからしばらく、坂道を登っていく。この写真は途中で振り返ってみたところ。左側の建物は修行僧の宿舎なのであろうか?。デプン寺のこうした建物の各窓には、たいてい鉢植えの花が置いてあった。
ラサ遠望

4-3 ラサ遠望

 斜面からは、ラサの町が遠くに見える。デプン寺はラサより150mほど高い山間にある。
マニ車と岩の絵

4-4 マニ車と岩の絵

 途中、マニ車がたくさんあるところがあった。山の上の大小の岩には仏が描かれている。
 真ん中を並んで歩いているのは、右がスルーガイドの劉さんで、左が現地ガイドのアイさん。
寺の売店

4-5 寺の売店

 最初に入ったのは、ダライ・ラマの寝殿だったというカンデン・ポタン。内部は、廊下や階段が多く、入り組んでいる。バター灯の上昇気流で回るマニ車もあった。
 この写真は、カンデン・ポタンの中庭のようなところにあった売店。ここでは、ポタラ宮の絵が描かれた干支別のお守りを買った。デプン寺で、なぜポタラ宮のお守りなのかは、追求しないことにする。
デプン寺境内の道1

4-6 デプン寺境内の道1

 カンデン・ポタンから、またしばらく境内を歩いていく。道の両側には建物が建ち並び、修行僧などの往来も多く、寺の境内というよりも街といった感じだ。
ツォクチェン

4-7 ツォクチェン

 デプン寺の中心となっているツォクチェン(大集会堂)へやってきた。内部には、ショトン祭のときに用いる巨大タンカも保管されている。
厨房のあるところ

4-8 厨房のあるところ

 これはツォクチェン左脇の階段で、この奥から左側に入ったところが厨房になっている。直径2mぐらいある鍋がいくつかあり、バター茶や料理などを作っていた。
読経

4-9 読経

 ツォクチェン内部の読経の様子。原則として内部は撮影禁止だが、ガイドのアイさんが交渉したところ、30元で撮り放題ということになったので、写真もビデオも撮りまくってきた。修行僧はバター茶のお椀を片手に、お経を読んでいる。
 このように大々的に読経を行うのは極めてめずらしいそうで、たまたまこの日が宗教的に非常に良い日だったらしい。実は後で述べるように、この日は悪天候でクンガ空港が閉鎖されており、よそ者がやって来れないという意味でも良い日にあたっていたのかも知れない。
[動画(23秒)]
デプン寺境内の道2

4-10 デプン寺境内の道2

 帰りは、別の道から降りていった。この写真だけ見たら、ヨーロッパのどこかの街角といった感じだ。
 この後、ラサ市内に戻り昼食を食べて、午後はいよいよ標高4750mのカムパ峠行きである。しかし、前日の朝は平熱だったのに、この日の朝は37度をちょっと超えていて、かなり不安だ。ラサに来て3日目なのに、脈拍は100を越えたままだし、一向に順応しないようだ。極度の食欲不振で、食事は肉と野菜を1かけらずつと、ご飯を2口程度といった状態が続いていたので、衰弱して来ているのかもしれない。とりあえず、バスに酸素枕を積んで行くことにした。
 ところで昼食の頃に、劉さんから衝撃のお知らせがあった、悪天候のためクンガ空港発着便がすべて欠航になっているという。空港で2000人が足止めを食っているそうで、明日天候が回復したとしても、今日乗れなかった人が優先になるかも知れない、とのこと。しばらくラサに足止めになるかも知れないとの不安を抱えつつ、カムパ峠へと向かった。

4-11 ヤルツァンポ川

 途中まではクンガ空港への道と同じで、ヤルツァンポ川を渡ってから分かれていく。川を渡ったところでトイレ休憩、と言っても青空トイレ(晴れてないけど)。ラサでは、高山病予防のため水分を多くとるよう心がけていたが、バスに長時間乗るときはつらい。

ヤルツァンポ川
 これから、峠道を登って行ったわけだが、天気は相変わらず悪い。道も悪く、激しく揺れる。そして途中で、大きな水たまりに入ったところで遂にエンストしてしまった。運転席下のエンジンカバーを開けて、何とかエンジンがかかるまで2〜3分程度だったとは思うが、この間、このまま動かずに救援を待つのではとか、道の真ん中に止まったままではまずいので、皆で降りて押すのかな、とかいろいろな事を考えてしまった。
 ところで、このバス(バスではなくトヨタの古いハイエースらしいが)は、1日目に急遽変更になったものである。空港からラサまでは、もっと新しいきれいなクルマだったのが、途中で運転手の父親が急病という連絡が入り、変更になったのだ。変更されたクルマは古く、内装は民族色溢れており、良く揺れる。そして、チベット人の運転手が面白い。先頭を走らなければ気が済まない性格のようで、前にクルマがいるとクラクションをけたたましく鳴らして追い越しにかかるのだが、パワーが無いのでなかなか追い越せない。結果として反対車線を走る時間が非常に長くなる。前からクルマが来るとヒヤヒヤである。また、中国の歌謡曲のテープをいつも流しているので、より一層民族色が強くなっていた。
[動画(48秒)]
カムパ峠のタルチェ

4-12 カムパ峠のタルチェ

 上まで行けば晴れているのではとの期待もむなしく、峠も霧に包まれていた。峠にはタルチェがあり、ヤクがいた。
ヤムドゥク湖見えず

4-13 ヤムドゥク湖見えず

 この方角にヤムドゥク湖があるはずなのだが、見えない。犬が1匹、寒そうに歩いている。
ヤク

4-14 ヤク

 通常、ヤクを撮影するのは有料だと思うが、この悪天候では記念撮影どころではない。ここは非常に寒く、セーターや登山用の雨具を重ね着していても凍えそうで、早々に引き上げることにした。
 ここにある看板には、4852mと書いてあり、ガイドブックのデータとは食い違っている。どちらが正しいのだろうか、あるいは峠は4750mで、この付近の山の頂上が4852mということだろうか?。
カムパ峠への道

4-15 カムパ峠への道

 麓まで降りたところで再び青空トイレ休憩。この写真は、峠の方を振り返ったところ。こんな感じの道が延々と続いているわけだが、上の方はもっと急である。
風雲急を告げる空模様

4-16 風雲急を告げる空模様

 ラサへ向かって走っている途中では少し晴れ間も見えていたのだが、市内に着いたら再び空模様が怪しくなってしまった。この写真は、夕食後に飲み物とお菓子(クッキー)を買いに行った時に撮影したもの。
 カムパ峠からの帰り、フロントガラスが曇りやすいので窓を開けて走らざるを得ず、バスの中がかなり寒かった。ホテルに着いた時は皆冷え切ってしまい、風邪をひきそうで、といっても風呂は禁止されていたので、風呂に少しお湯をはって足だけ暖めてみた。これで、ようやく生き返ったといった感じだった。それから夕食に行ったが、バスが行方不明のためレストランまでタクシーに分乗して行くことになった。後で聞いた話では、例の運転手がどろどろによごれたバスを洗いに行っていたとのこと。帰りは、きれいになったバスに乗って帰った。クルマを大事にする運転手なのである。
 この日、ヤムドゥク湖が見えなかったのは非常に残念だった。しかし、標高4700m超の世界は特に問題なく体験できた。これが、今のところ自己最高到達点ということになる。さて、明日は成都へ戻ることができるのであろうか...。

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