シルクロードの旅

4日目 8月22日 ウルムチ〜敦煌

ホリデイ・イン・ウルムチのロビー

4-1 ホリデイ・イン・ウルムチのロビー

 早朝のホリデイ・イン・ウルムチのロビー。広々としていて床は大理石、グランドピアノも置いてあった。今回のツアーで宿泊したホテルの中では、いろいろな意味でバランスのとれた良いホテルだったと思う。
プロペラ機で出発

4-2 プロペラ機で出発

 ウルムチから敦煌への便は、昔懐かしいプロペラ機だった。横4列の細長い飛行機である。
山岳地帯

4-3 山岳地帯

 どこだかわからないが、敦煌へ向かう途中の山岳地帯である。なかなか険しい山並みが続いている。
敦煌オアシスと鳴沙山

4-4 敦煌オアシスと鳴沙山

 離陸後1時間半ほどで敦煌の大きなオアシスが見えてくる。整然と区画された畑がポプラ並木で仕切られた、美しい田園地帯が広がっている。遠くには、鳴沙山が見える。
敦煌空港

4-5 敦煌空港

 敦煌空港に到着。小さな空港で、日本の地方のJR駅といった感じだ。預けた荷物も、ターンテーブルに乗って流れてくるのではなく、建物の脇(左手の木の生えているあたり)に並べてあって、これとこれとか言って受け取る。
敦煌賓館

4-6 敦煌賓館

 ひとまず宿泊先の敦煌賓館へ。玄関脇には派手な壁画があり観光地色の強さを感じる。但し、実際に宿泊したのは貴賓館の方なので、道を渡った向かい側である。ここで昼食を食べチェックインの後、最初の観光地である莫高窟へ向かった。
田園風景

4-7 田園風景

 莫高窟へ向かって走り出すと、道の左右には上空から見た通りの美しい田園風景が広がっている。ポプラ並木の彼方には、砂漠と山並みが見える。
右手に鳴沙山

4-8 右手に鳴沙山

 オアシスを抜けて砂漠に出ると、右手に茶色がかった砂山である鳴沙山が見える。
左手に三危山

4-9 左手に三危山

 左手には黒い岩山である三危山が見える。同じ地域なのに左右で地形が全く異なるところが面白い。
見えてきた莫高窟

4-10 見えてきた莫高窟

 しばらく走ると、右手に莫高窟が見えてくる。但し、このあたりは北窟で、壁画や仏像はなく、住居として使われていたところである。
莫高窟へ到着

4-11 莫高窟へ到着

 駐車場でバスを降りてから、入り口まで、しばらく炎天下を歩いていく。次第に莫高窟のシンボルである、九層楼も見えてくる。
莫高窟の門

4-12 莫高窟の門

 莫高窟のそばには川が流れていて、小さなオアシスになっている。莫高窟オアシスに入ると、いくつか門をくぐって進む。寺の山門といった感じだが、莫高窟自体が巨大な仏教寺院だったので、当然と言えば当然である。
九層楼の前で記念撮影

4-13 九層楼の前で記念撮影

 窟の中は撮影禁止でバッグ、カメラの持ち込みも禁止(入口の手前で預ける:有料)なので、最初に柵の外を歩いて九層楼の前まで行き、記念写真を撮影した。荷物の預け料は、覚えていないのだが、1個数元程度で高くはなかったように思う。それから、懐中電灯は小さなものを持参したが、レンタルのものは割と大きめのしっかりしたもののようだった(料金不明)。
オアシスの木々

4-14 オアシスの木々

 莫高窟オアシスの木々は、実に生気に溢れていて、見ているだけで元気が出てくる。豊かな水と日光に恵まれている場所なのだと思う。
きれいな公園

4-15 きれいな公園

 周辺は良く整備された、きれいな公園になっている。お弁当を持ってきて1日ゆっくり過ごしたいようなところである。
柵の外から見た窟

4-16 柵の外から見た莫高窟

 九層楼前から入場口までは、このような心地よい木陰を歩いていく。柵の向こうには、無数の窟が3段に並んで、偉容を誇っている。
ルックJTB中国フォトコンテスト優秀賞受賞作
「莫高窟の木漏れ日」 (by N.Watanabe)
撮影者コメント:莫高窟の木々は生気に溢れていて、木漏れ日の中を歩くのは、とても爽快でした。
莫高窟では、以下の12窟を見学した。

窟番号 年代 コメント
328 初唐 7体の像 壁は元の天井は五代の頃の修復
16,17 晩唐 16窟の甬道の17窟が蔵経洞として有名 16窟は大きい
320 盛唐 小さめ 天井は本物で綺麗 壁画は盛唐〜元が混在
427 三生仏、四天王など 天井に金箔の顔 速い動きの飛天
259 北魏 ガンダーラ風の釈迦と多宝仏 側面の弥勒菩薩は東洋のモナリザ
249 西魏 色が綺麗 天井には阿修羅、雷神、風神、動物など盛り沢山
96 初唐 九層楼 則天武后の時代の高さ33mの大仏
130 盛唐 高さ26mの大仏 730〜750年頃の作
148 盛唐 16mの涅槃像
158 中唐 15.8mの涅槃像 左隅から見ると優しい顔 特別窟
57 初唐 南壁の樹下説法図の菩薩が美しい 特別窟
45 盛唐 三屈法の菩薩像は57窟と共に2大美人 模写作業中 特別窟

 見学は他の日本人グループと合流のうえガイドが1人ついた。狭い窟では、真っ先に入らないと良い位置で見ることができない。しかしながら、一度奥に入ると出るのが最後になり、次の窟に入るのが遅れがちになる。代表的な窟の見所(例えば57窟では南壁)を予習しておくと、比較的良い位置で見ることができる(できた)。
 17窟は小さな入口から中を覗くのだが、非常に狭いので少人数ずつ交代で見た。と言っても、中の書物は運び出されているので仏像が1体あるだけである。
 158窟は高い所にあり、狭くて暗い階段を登っていかなければならない。窟の中ではガイドの人が懐中電灯で照らしてくれるが、階段は自分で照らさないと危ない。いずれにせよ懐中電灯は必需品である。
 45窟は、昨年のNHKのシルクロード生中継で模写作業をしていたので、入れるだろうかと心配だったが、まだ模写作業が続いていた。お陰で明るい照明で見ることができた。

川底を行く

4-17 川底を行く

 莫高窟を後にして、夕食のため敦煌市街へ向かって走り出した。途中、道を外れて迂回路を通るところがあるのだが、ここは数日前に川が氾濫して橋が流されてしまい、仮橋を架ける工事を行っているとのことだった。今は水が枯れているので川底を走れるが、雨が降っていたら莫高窟へは行けなかったのではないかと思う。
 敦煌は数十年前に大洪水で壊滅して、現在の街は再建されたものだそうで、普段は乾燥した砂漠にもかかわらず、平らな地形のため大雨が降るとすぐに大災害となってしまうらしい。
砂漠の探検隊出発地

4-18 砂漠の探検隊出発地

 途中、砂漠の真ん中でラクダが10頭ほど休んでいた。2時間ぐらいラクダに乗って月牙泉の所まで行く、砂漠の探検隊という企画があるのだが、ここはその出発地で、参加者を待っているとのことだった。
一面のゴビ灘

4-19 一面のゴビ灘

 莫高窟と敦煌オアシスの間は一面のゴビ灘である。水平線に見える黒っぽいすじが、敦煌オアシスの緑である。
田舎楽師(?)の演奏

4-20 田舎楽師(?)の演奏

 夕食を食べたレストランの中庭では、民族音楽の演奏を行っていた。だが、どう見ても近所の農家のおじさん、おばさんがやって来て演奏していると言う感じだ。ここは冷房もなく、地元の食堂で田舎楽師の民族音楽を聴きながら食事をするといった構図で、それなりに風情があった。
鳴沙山への入口

4-21 鳴沙山への入口

 鳴沙山も月牙泉も天然の地形のはずだが、入口には仰々しい門がある。大勢の観光客が来るので、ここで入場料を取って維持・管理を行っているのだろう。

4-22 鳴沙山

 門を入ると鳴沙山の雄大な眺めが広がっている。稜線に沿って山に登る人も見える(この写真では小さすぎてわからないが)。ここでラクダに乗り、月牙泉のところまで行く。

鳴沙山
ラクダに乗る1

4-23 ラクダに乗る1

 いよいよラクダに乗った。ラクダは後ろ足から先に立ち上がるので、一瞬前屈みになる。手綱にしっかりつかまっていなければならない。しゃがむ時は逆順なので、この時も一瞬前屈みになる。立ち上がると、かなり高い。
ラクダに乗る2

4-24 ラクダに乗る2

 こちらは業者撮影の写真。ラクダが歩き出すと、まず写真撮影の場所に連れて行かれ、グループで並んだところと、1人ずつと写真を撮られる。帰りに入口の門の近くに並べて1枚千円で売っている。ラクダの上からは写真が撮りづらいこともあり、よく売れているようだった。我が家では6枚も買ってしまった。
月牙泉へ向かう

4-25 月牙泉へ向かう

 砂漠を通り鳴沙山の麓を回って、月牙泉へ向かう。時間は15分ぐらいだろうか。ラクダは歩いているのだが、上下動が結構ある(馬はもっと揺れるのかも知れないが乗ったことがない)。しばらくすると、この上下動にも慣れてくる。
月牙泉へ到着

4-26 月牙泉へ到着

 夕暮れ時のうえ逆光で、月牙泉のところは日陰になっているので、薄暗く写ってしまった。
鳴沙山の梯子

4-27 鳴沙山の梯子

 鳴沙山には、登りやすいよう梯子が架けられている。但し、10元取られる。梯子がない急斜面を登るのは、砂に足が流されてしまい困難だ。
 これで色が白ければ、リフトが架かったスキー場のような眺めだ。
鳴沙山に登る

4-28 鳴沙山に登る

 かなりの急斜面で、距離もあり、梯子があっても登るのは大変だ。時々休みながら何とか登った。ところが、上まで行ったら、梯子がかかっていない山が更に続いていて、ここを登るのは更に大変だった。帰りは、そりに乗って滑ってくることができるのだが、これがまた滑りが悪くて、手で漕がないと途中で止まってしまう。
頂上から見た月牙泉

4-29 頂上から見た月牙泉

 頂上は良い眺めで、月牙泉がよく見える。右下の茶色い部分は、ラクダが集結している場所である。山を下りたときには、もう暗くなっていて、ラクダの糞を踏んでも全くわからない状態だった。再びラクダに乗って入口のところまで帰り、写真を買ってからホテルへ戻った。
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