シルクロードの旅
2日目 8月20日 ウルムチ〜トルファン
2-1 大都市ウルムチ
朝起きてカーテンを開けると、そこには人口160万人の大都市が広がっていた。ウルムチは、どの海からも2,300Km以上離れた海から最も遠い大都市である。標高は約900mである。
2-2 ウルムチ市内
ウルムチ市内は中国東部の古い街より清潔な印象を受ける。比較的近年になって発展した新しい街で、計画的な都市作りが行われているのであろう。新疆ウイグル自治区全体では人口1,600万人の半分がウイグル族だが、ウルムチなど都市部では漢族が圧倒的に多い。
2-3 新疆ウイグル自治区博物館
この日は新疆ウイグル自治区博物館を見学してからトルファンへ向かう。ウイグル族はウイグル語を使っているので、新疆では看板などもウイグル語と漢字の両方がかかれている。学校でもウイグル族の授業はウイグル語で行われ、外国語として北京語を習うそうだ。
2-4 12民族の像
博物館のロビーには、新疆で暮らす12の民族を表す12の像が置かれている。写真撮影はここまでで、内部は撮影禁止である。館内には12の民族の生活を紹介するものと、各地で出土した文物が展示されている。楼蘭美人と呼ばれるミイラもあり、これ1体だけ見たらわからなかったが、他のミイラを見てからもう一度見ると、確かに顔立ちの整った美人ミイラであることがわかった。
2-5 絨毯工場
絨毯工場に立ち寄り。ここは3階が工場で2階が販売店になっている。工場はだだっ広く、大きな織機がたくさん並んでいる。今は鉄製だが、数年前までは木製だったそうだ。
2-6 絨毯の製作
絨毯を織るには、1本1本色を選んで糸を通して切断するという作業の繰り返して、非常に大変そうである。羊毛の絨毯と絹の絨毯があり、絹の方が細かい。
2-7 絨毯工場の店内
様々な大きさ・柄の絨毯を販売している。お土産用に30cm四方の小さいものもある。中国では一般に工場だからと言って安いとは限らないが、品揃えは良いので気に入ったものがあれば買ってしまった方が良いと思う。ここでは、値切り交渉の末、小さなもの12枚を21,000円で購入した。
2-8 レストランの蛙
昼食を食べたレストランには、玄関の水槽に蛙がいた。もしかして、おかずにも蛙が含まれていたのであろうか。
2-9 紅山公園
今回のツアーでは紅山公園へは行かないが、バスでふもとを通過した。
2-10 風力発電
ウルムチとトルファンの間には風が強いところがあり、風力発電を行っている。何となくSF映画っぽい景色である。トルファンへの高速道路は一見きれいな道に見えるが、結構縦揺れが激しい。新疆の道路は平坦性に問題があるようだ、帰国後ちょっとしてウルムチで軍用トラックの爆発事故があったが、爆発物を積んで新疆の道路を飛ばしたら非常に危険だと思う。
2-11 天山山脈
天山山脈を眺めながら一路トルファンへ向かう。このあたりは草原が広がっているが、今年は比較的雨が多く(ウルムチでも前日降ったとか)普段は砂漠の場所にも草木が息を吹き返したらしい。
2-12 炎天下のライダー
トルファンまでの道程の半分を過ぎるあたりから赤みがかった山あいの道に入っていく。天山山脈の支脈が火焔山へと連なる山岳地帯を越えていくのだ。高速道路と平行して走る一般道をバイクが2台、真っ赤な旗をなびかせて走っていた。炎天下の中、元気なライダーがいるものだ。
2-13 休憩所の売店
ここでトイレ休憩した。外を歩いてみたが、今回のツアーで最もシルクロードらしい乾燥度だったと思う。風は確かに高温で熱風なのだが、なぜか爽やかで、それでいて長時間風に当たっていると全身干からびてしまいそうな感じだった。
2-14 カレーズの市場
トルファンの最初の観光地はカレーズである。カレーズと言うと、砂漠の中で井戸を覗き込み、流れる水の音に耳を傾ける場面を想像していたのだが、現実は全く違っていた。売店が立ち並び、観光用に掘られた洞窟を押し合いへしあいでくぐり抜けるというもので、一大観光地となっていた。ただ、売店では現地の人も買い物をしているので、郊外のミニ市場と観光用カレーズがたまたま隣接しているだけなのかも知れない。
2-15 カレーズの縦穴
井戸のように掘られた縦穴を、下から覗いたところ。
2-16 カレーズの水流
このような感じで地下を水が流れていく。ほとんど真っ暗な中でフラッシュ撮影したのでピントが合っていない。
2-17 葡萄棚の葡萄
葡萄棚には、美味しそうな葡萄がなりている。トルファンの葡萄はちょうど今頃(8月20日頃)が一番美味しいらしい。
2-18 乾燥小屋の葡萄
煉瓦で組み立てた風通しの良い小屋に、葡萄がこのように吊されている。火焔山から吹き下ろす熱風で2週間ほど乾燥させると干し葡萄ができあがる。
2-19 交河故城への登り口
カレーズの次は交河故城を訪れた。交河故城は川に挟まれた台地の上にあるので、入り口はこのような坂になっている。この写真は実は帰りに写したもので、日がやや陰ってきている。時刻は8時近くだったと思う。
2-20
交河故城
荒涼とした風景が広がっているが、構造物が日干し煉瓦でできているので遺跡であることがわかる。交河故城はガイドブック等から想像したよりも、ずっと広大であった。長さは1650mもあり、東京ディズニーランドの2倍以上はあるのではないだろうか。
2-21 ラクダ草
乾燥した不毛の地ではあるが、ラクダ草は生えている。これはラクダの好物だそうだ。
2-22
断崖
交河故城の周囲は30mの断崖で、自然の要害となっている。
2-23 寺院跡
城内のほぼ中央に寺院跡がある。仏塔には仏像が彫られているが、イスラム教徒により頭部破壊されている。
2-24 井戸の跡
寺院内には井戸の跡があった。周囲が川なので、井戸を掘れば水が出たのであろう。
2-25 寺院から見る中央通り
高台から見渡すと、交河故城の広大さが良くわかる。
2-26 地下室への階段
交河故城の住居は地下室が多かったとのことで、このような階段も残っている。立体都市といったところだ。
2-27 トルファン市街
すれ違うロバ車を眺めながら、まだまだ郊外かと思っていたら、「このあたりがトルファンの中心地です」と言われて慌てて撮影した1枚である。街の中でも広い空が見えるのがトルファンの特徴らしい。
2-28 緑州賓館の玄関
この日宿泊する緑州賓館の玄関は、夜になるとライトアップされていて綺麗だった。シシカバブの夕食後は、民族舞踏鑑賞のためトルファン賓館へ向かう。
2-29 民族舞踏1
葡萄棚の下で民族舞踏を鑑賞。色とりどりの衣装が美しい。最前列に座って沢山写真を撮ることができた。
2-30 民族音楽
民族音楽の演奏もあった。途中、日本の歌も2曲あり日本人観光客から喝采を浴びていた。
2-31
民族舞踏2
踊りと歌は約1時間続き、次第に激しさを増して盛り上がっていく。
ルックJTB中国フォトコンテスト入選作
「民族舞踏は最高潮」
(by Tm.Watanabe)
撮影者コメント:民族舞踏は珍しい楽器の演奏に合わせての踊りだった。一番前で見ていたが、だんだん盛り上がってきて迫力があった。
2-32 緑州賓館の部屋1
緑州賓館で割り当てられた部屋の一方は民族色溢れるものであった。床と壁には絨毯、部屋の半分が1段高くなっていて、布団が敷いてあると言ったもの。
ルックJTB中国フォトコンテスト入選作
「トルファンのホテルの部屋で」
(by N.Watanabe)
撮影者コメント:ホテルの部屋に入ってみたら、民族色豊かな部屋でビックリ。但し、2部屋のうち片方だけで、もう一部屋は普通の部屋でした。この部屋は子供たちに占領されてしまいました。
2-33 緑州賓館の部屋2
もう一方の部屋は普通の部屋だった。長い長い1日がやっと終わった。
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