今日は朝8時の飛行機で標高3400mのクスコへ向かう。以前、チベットで高山病に苦しんだので、今回は予防薬のダイアモックスを準備し、この日の朝から服用を開始した。
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6-1 リマの夜景(P04:33)
早めに目が覚めたので外の景色を撮ろうとしたら、まだ真っ暗だった。そこで、秘密兵器の小型三脚を使用してリマの夜景を撮影した。
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6-2 アエロコンドルのB−737に搭乗(P08:21)
昨日と全く同様にホルヘ・チャベス国際空港へ向い、同じ待合室で待ってアエロコンドル機に搭乗。今日は大きめのB−737である。クスコ行きも天候により遅れることが多いらしいが、幸い遅延なく出発した。アエロコンドルの冊子の表紙にはナスカの地上絵があしらわれている。
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6-3 リマ−クスコの搭乗券
左がリマからクスコ、右がクスコからリマの搭乗券。同じアエロコンドルでもイカ行きとは形式が全く異なっている。しかし、左のはインクが薄過ぎ。インクリボン何年も換えてないのでは?。
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クスコはアンデス山脈の東側に位置するので、アンデス山脈を越えていくことになる。このあたりはアンデス山脈の真っ只中と思われる。
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6-5 軽食とインカコーラ(P08:55)
今日は軽食としてパンとお菓子が出た。今日もインカコーラを注文。朝食も食べたし、昨日の影響が残っていてあまり食欲がなく、パンは半分にしておいた。
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6-6 クスコの街並み(P09:25)
1時間ちょっとでクスコの街並みが見えてくる。空港は街の中心からたった4Kmだそうだ。
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6-7 クスコ空港に着陸(P09:36)
無事クスコ空港に着陸。空港内の通路には遺跡やアルパカのポスターが掲示されていて、観光地色を醸し出している。
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6-8 標高は3千m超(P09:44)
高度計の表示は既に3千m超だ。この高度計は3%ほど低く表示されるので実際は3250mぐらいのはず。
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6-9 盗撮写真1(推定P09:49)
クスコでは時々誰かが観光客を「盗撮」している。そして後で、こういう絵葉書を売りに来る。この写真は空港から出てくるところを撮られたものである。
しかし撮ってすぐに写真ができるわけもなく、空港で撮った写真をサント・ドミンゴ教会前で売りに来たり、サクサイワマン遺跡で撮った写真を翌日空港で売りに来たりする。すっかり行動を読まれているようで恐れ入る。
でも、写真は結構うまく撮れているし1枚1ドルだというので4枚ほど買ってしまった。
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6-10 クスコのバス(P09:50)
今度はちょっと小ぶりのバスだ。これくらいがちょうど良い。
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6-11 ホテルに到着(P10:12)
空港が近いのですぐにホテルに到着。ホテルアグストスと言ってガイドブックなどには出てない割と小さなホテルである。ロビーもこぢんまり。
ここは、食堂にコカ茶があり自由に飲むことができる。到着時や出発前の待ち合わせ時にしばしば飲んでいた。
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飛行機の遅れがなくホテルに10過ぎに着いてしまったが、バスの手配の関係で観光出発は11時40分とのこと。遅れを見込んでスケジュールを組んでいたらしい。
一度部屋に入った後、時間があったのでホテル周辺を歩いてみることにした。但し、右に行くと危ないので左に行って2本目の大通りまでという制限付き。
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これが宿泊したホテルアグストスである。6階建てではあるが、やはり小さい。
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少し歩いたところから見えた丘の上の住宅街。色合いがいかにもクスコっぽい。
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6-14 こちらがホテルの方向(P11:18)
ホテルの方向を振り返ったところ。このあたりは閑散としている。正面の建物は何かの競技場らしい。
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6-15 クスコの青空(P11:25)
高度が高いだけあって綺麗な青空が広がっている。
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6-16【動画】クスコ市内(P11:54)
ようやく観光に出発。これはホテルからアルマス広場に向かう途中の市内の様子。途中で裁判所が右側に見えるので、El Sol通りを南東から北西に向かって走っていると思われる。
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まずはアルマス広場へ。正面に見えるのはラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。インカの第11代皇帝の宮殿があった場所だそうだ。
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6-18 カテドラル(P11:59)
カテドラルのすぐ下で説明を聞いていたので、カテドラルは見上げるような写真になってしまった。
ここは元はインカのビラコチャ神殿。カテドラル建設にはサクサイワマン遺跡の石が使われたとのこと。
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6-19 アルマス広場2(P11:59)
この向こうに見えているのはたぶんラ・メルセー教会・修道院だと思う。
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6-20 両替店(P12:06)
少し歩いて両替店に立ち寄り。このあたりには両替店が並んでいる。マチュピチュの有料トイレなどでソルの小銭も必要とのことで20ドルほど両替しておいたが、買い物はドルでできるのでそんなには必要なかった。
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6-21【動画】12角形の石(P12:11)
これが有名な12角形の石。説明しているのは現地ガイドのMORIさんだが、この人は面白い。撮影禁止の場所でも「サッと撮れば大丈夫ですよ、誰も見てませんよ。」とか、マチュピチュに向かう列車でも「初めのうちはコチラの席の方が眺めが良いですよ。2番目の駅まで誰も乗ってきませんよ。」とか言う感じで頼もしかった。
この時の話しぶりでは、説明内容の50%はこの人の作り話かも知れない。
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6-22 12角形の石の前で記念写真(P12:13)
クスコと言えば12角形の石でしょ、ということで証拠写真をパチリ。
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6-23 土産物屋?(P12:15)
途中に民芸品を売っている土産物屋がある。でも、もしかしたら地元の人が買う普通の店かも。
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6-24 見事な石組み(P12:16)
このあたりの石組みは実に見事である。
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6-25 14角形の石(P12:21)
こちらは小さいが何と14角形の石。建物の入り口の脇に埋め込まれていた。
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この後、付近のレストランで昼食。暖かいスープから始まって1時間かけてゆったりしたコース料理だったが、高山病で腹が痛くなるのが心配なので控えめにしておいた。当然、ビールなんか飲まずにミックスジュース。
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6-26 路地を行く(P13:29)
昼食後はサント・ドミンゴ教会へ向かって路地を歩いて行く。真ん中の溝は下水か?。
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サント・ドミンゴ教会の全景。実は裏側から入ったので、この写真を撮ったのは帰り際。13:40には教会内に入っていたと思う。
内部は撮影禁止なので、ほとんど写真が無いのだが、写真を撮らずに説明を聞いていたら猛烈に眠くなってきた。食後でもあるし、ここ数日の睡眠不足に酸素不足が堪えてきたようだ。立っていても一瞬意識を失いそうになるので危ない。
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下の道がEl Sol通りで、このずっと向こうにマチュピチュ行きのサン・ペドロ駅があるものと思われる。
手前側が教会の庭になっているのだが、花壇や通路際には綺麗な花が咲いていた。
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6-29 インカの石(P14:09)
階段脇にはインカの石組みに使われていたと思われる石が無造作に並べられている。
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中庭を囲む回廊。壁には宗教画が描かれている。このあたりも本来は撮影禁止のはず。
周りの部屋の中や建物の外側ではインカ時代のコリカンチャ(太陽の神殿)の石組みを見ることができる。
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6-31 サント・ドミンゴ教会の入場券
上が表で下が裏。裏面は付近の名所案内の地図になっている。
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2時半にサント・ドミンゴ教会を後にして北側の山へ登り、サクサイワマン遺跡へやってきた。
こちらが入り口というわけでもないのだろうが、ここから入って左側から回り込んで行った。この遺跡は広いので歩く距離が長い。
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6-33 対面にも石組みの残骸が(P14:46)
対面の山にもビッシリ石組みの跡が残っている。大半はスペイン人によってカテドラル等の建設資材として持ち出されてしまったらしい。
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6-34 遺跡の中心部(P14:46)
遺跡の中心部に到着。ジグザグの城壁が積み重なっている様子がわかる。
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6-35 盗撮写真2
これも現地の絵葉書屋により盗撮された写真。14:45〜15:00の間の撮影と思われる。
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6-36 大きな石(P15:02)
非常に大きな石も使われている。こんなに大きな石でも隙間無く加工されているところがスゴイ。
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6-37 上の段への階段(P15:03)
ここを上がって1段目の城壁の上へ向かう。
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6-38 2段目の城壁(P15:04)
2段目もジグザグの構造だ。1段目と2段目の間は結構広かった。
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6-39 門(P15:05)
更に上の段へ向かう通路にはインカ風の門がある。
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6-40 アルパカ?(P15:07)
大きな石がアルパカの胴体。その右上が首と頭だというのだが...。
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6-41 クイ?(P15:07)
こちらは石2個でクイ(ネズミ)。探したらいろいろありそうだけど、後世の人(MORIさん?)のこじつけでは?。
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石組みの上に月が見えていた。夕暮れ時に撮ったらもっと絵になったかも。
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6-43【動画】サクサイワマン遺跡を一回り(P15:12)
下へ下りて、サクサイワマン遺跡を動画で一回り。こんなことをやっていたら置いて行かれそうになった。
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6-44 アルパカと記念撮影(P15:23)
遺跡を出たところでアルパカと一緒に記念撮影。料金は1ソル。いまだにアルパカとリャマの違いがわからない。
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6-45 遺跡の入場券
これが遺跡の入場券だが、サクサイワマン、ケンコー、プカ・プカラ、タンボ・マチャイなどの周遊入場券になっている。これも裏は地図になっている。
しっかり回った箇所がパンチされているが、団体で行動していたのでこの入場券は後から貰った。
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次のケンコーに移動する途中に展望の良い場所があり、下車してクスコの街を眺めた。こちらは左側(東側)。
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こちらは右側(西側)。
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6-48 PERUと書かれた山方面(P15:29)
PERUと書かれた山方面のアップ。
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6-49 アルマス広場(P15:32)
アルマス広場周辺のアップ。
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6-50 ケンコー遺跡(P15:39)
次はケンコー遺跡へ。ここは岩を削って作られている。
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6-51 洞窟を行く(P15:40)
岩の中に掘られた洞窟に入っていく。
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6-52 リャマ?(P15:45)
途中で振り返ると動物が見えるというのだが...。うーん、シルエットが90度回転したリャマ(またはアルパカ)ということか?。
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6-53 王座(P15:46)
この遺跡は祭礼場だったそうで、生け贄台や皇帝が座ったという王座もある。
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6-54 ここにも石組みが(P15:51)
岩を削った建築物ではあるが周囲にはインカらしい石組みも残っていた。
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6-55 プカ・プカラに到着(P16:04)
再びバスに乗りプカ・プカラに到着。タンボ・マチャイへはここから歩いていくが、このあたりから民芸品の露天商が並んでいた。
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これがプカ・プカラ遺跡。正面の山の中腹にも遺跡が残っているということだが良く分からない。
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6-57 標高3750m地点(P16:10)
途中に標高3750mの標識があったので記念撮影。もうほとんど富士山山頂の高さだ。高山病発症気味なのか顔色が悪い。
これだけの高さなのに普通に木が生えていいるのは赤道に近いせいなのだろう。
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6-58 タンボ・マチャイへ向かう(P16:17)
タンボ・マチャイへは歩いて約10分。沿道には露天商が並んでいる。こういう店は品質はそれなりだが安いはずなので何か買いたかったが時間が無かった。
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6-59【動画】タンボ・マチャイ遺跡(P16:22)
タンボ・マチャイ遺跡は聖なる泉と呼ばれ沐浴場だったそうだ。今でも水が湧き出ている。
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6-60 皇帝のミイラを安置した場所(P16:23)
ここで何か儀式を行うときには、この窟のようなところに歴代皇帝のミイラを安置したそうだ。
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6-61 監視台?(P16:21)
近くには監視台のような高台がある。皇帝が沐浴している時に外敵を監視していたのだろうか。
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6-62 遺跡全体(P16:31)
監視台らしきところに登って遺跡全体を撮影。あまり大規模な施設ではないようだ。
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6-63 インカ道で(P16:35)
ここからもインカ道が延びているので、ちょっとだけ(5mほど)歩いてみた。
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6-64 夕日に染まったサクサイワマン(P16:54)
帰りは山を下りるのでサクサイワマンの前を通った。既に夕日に染まっている。1段目までしか登らなかったが頂上はかなり高さがあることがわかる。
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6-65 土産店の庭の石畳(P17:41)
観光後、アルマス広場で自由時間が40分ほどあり、MORIさんの案内でアルパカの店に行ってセーターなど数枚購入した。
これは、その店の庭の石畳なのだが、配色や方向を揃えて実に緻密に並べられている。これもインカ文化を受け継ぐものなのだろうか。
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買い物を終えたら夕暮れで街には灯りが点いていた。昼に来たとき近すぎて見えなかったカテドラルの全景が見えている。
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この後、ホテルに戻って少々休憩。頭痛がして何となく熱っぽい。チベットに行ったときはこの状態で熱が38度あったのだった。恐る恐る熱を測ってみたら36度6分で平熱だ。勇気を出して手早くシャワーを浴びて横になっていたら頭痛も収まってきた。ダイアモックスが良く効いているらしい。
ダイアモックスは朝晩1回服用で翌日の夜まで飲んだ。指先が痺れる副作用があるそうで、それは効いている証拠ということだったが、旅行中2〜3度わずかに痺れを感じる程度で特に問題はなかった。
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6-67 ロモ・サルタード(P19:20)
夕食はホテルのレストランで、ペルーの2大名物料理の一つである「ロモ・サルタード(牛肉料理)」を食べた。日本風に言うと肉野菜炒め定食か?。肉は美味しいけど気圧が低いせいでご飯がボソボソ。そのせいと体調もいまいちだったりで食欲が無く、半分程度しか食べられなかった。全部平らげたのはウチの息子だけだったようだ。
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6-68 ホテルアグストスのレストラン(P19:21)
レストランはこんな感じ。ホテル自体があまり大きくないのでレストランも広くはない。それでも閑散としているのは、マチュピチュに行った人たちが帰ってくるのがずっと遅い時刻だかららしい。
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いよいよ明日は最大のイベントであるマチュピチュ行き。何とモーニングコール4時45分、出発5時45分だというので早めに寝ることにしたのだが・・・ここでトラブル発生。
食事から帰ってトイレに入ったら、洗面台の下が水浸し。風呂から流れた形跡も無いしトイレの水も止まっていたしで原因不明。タオルでざっと拭いてから添乗員に連絡しホテルの従業員に見てもらったのだが、拭き直してトイレなど点検して問題ないとのこと。問題ないとは思えないのだが...。実は、翌日帰った後に見たらまた少し濡れていたけど放っておくことにした。このホテル、水回りが老朽化していて問題がありそうである。
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