中国旅行記と写真
5日目 5月4日 西安から上海へ
5-1 唐華賓館の室内
中国のホテルの客室は規格化されているようで、どこも同じような感じだ。冷蔵庫のミネラルウォーターを水筒に入れることから1日が始まる。朝食の際にレストランの入り口で食券が見当たらなくなり慌てたが、すぐに受付の人がやって来て、部屋番号がわかれば食券が無くても良いと言って入れてくれた。
5-2 麦畑の中の陵墓
西安から咸陽にある西安空港へ向かう途中では、このような陵墓が多数見られた。漢の時代か唐の時代のものだと思うが、詳細は不明である。形はピラミッドのてっぺんを少しつぶしたような感じだ。建設当時は、きれいなピラミッド型だったのかもしれない。
この後、空路上海へ向かった。飛行機に乗り込む際にカメラを落としてしまいフレームが変形するというアクシデントがあったが、何とか修復することができた。フィルムも無事だった。西北航空の機内では短い飛行時間(約1時間半)にもかかわらず機内食が出て、お土産(絹のマフラー)もくれた。
5-3 上海の物干し竿
上海の街を走り出してまず目に付くのが、真っ直ぐに突き出した物干し竿である。どんな高層住宅でも、洗濯物はこのように干している。聞くところによると、もっと南の東南アジア諸国でも、こういう干し方らしい。
この写真は高速道路の上から撮ったのだが、激しく渋滞していてなかなか進まなかった。
5-4 上海博物館
渋滞でやや遅れたが、昼食前に上海博物館へ行った。上海博物館は見ての通り、実に立派な建物である。館内では、無線のレシーバーで日本語の説明を聞くことができる。ただ残念なことに、多くの宝物が国外に持ち出されてしまったためか、展示物はあまり大した物がないようだった。
5-5 南京路
上海の繁華街である南京路の国際飯店付近である。正面に見えるは新世界というデパート。上海の街は、日本の都市と雰囲気が似ている。
5-6 豫園付近
バスを降りて豫園へ歩いていく途中の様子。豫園の周辺には美味しい料理屋が沢山あるそうである。
5-7 工事現場
豫園の内外、数ヵ所で改修工事をしていた。足場に竹を使っているところが面白い。上海の他の場所では、もっと高層の建築(10階以上)でも竹の足場を組んでいるところがあった。
5-8 豫園の庭
豫園は明の時代の金持ちが両親のために作った庭園だが、広々とした庭ではなく、大小の楼閣が入り組んで点在し、その間に名石をふんだんに使った緻密な庭が造られているといった感じである。
5-9
豫園の龍
庭園を分ける壁の屋根瓦は龍である。中国では龍は皇帝しか用いる事ができず、一般の人には許可されていなかった。そこで、これは龍ではなく瓦だと言い張って、龍を用いたのだそうだ。
ルックJTB中国フォトコンテスト入選作
「頭丸出し豫園の龍」
(by Tm.Watanabe)
5-10
豫園の見える家
手前の回廊は豫園の一部だが、その上に見えるのは隣接する住宅(アパート?)である。この家の住民達は、毎日豫園を自分の庭のごとく眺めて生活していることだろう。
ルックJTB中国フォトコンテスト入選作
「豫園の見える家」
(by N.Watanabe)
5-11 外灘
外灘(バンド)と呼ばれる黄浦江沿いの地域には、かつての租界地の名残となる建物が立ち並んでいる。これらの建物は、現在はほとんど銀行になっている。
5-12 黄浦江
外灘から眺める黄浦江は、大型船が行き交い、まるで海のような光景である。しかし地図を見ると、上海近くを流れる長江に比べて幅が数十分の1しかない、小さな支流に過ぎないことがわかる。中国の広大さを垣間見る思いがする。
5-13
テレビ塔
黄浦江の東岸にはテレビ塔が建っている。高さは実に460m。周辺では、負けじと高層ビルが次々に建設されている。
5-14
外灘の夜景
夜は黄浦江の東岸のレストランで海鮮料理を食べた後、船に乗って外灘の夜景を楽しんだ。外灘の建物は美しくライトアップされ、観光名所になっている。
この夜景もきれいだったのだが、帰国して成田から家に帰る途中、湾岸道路からレインボーブリッジ入るあたりの東京湾の夜景も、世界に誇れる美しさである事を発見した。
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