2011マヤ・アステカ紀行

準備編


 5月の連休開けごろに今年は夏休みにメキシコへ行こうと思い立ちツアーを検索した。一昨年の豚インフルエンザの影響で一時期メキシコツアーが減っていたようだが、現在は正常に戻っている模様。今回も、サーチャージ込み、妥当なコース、妥当な価格で既に催行決定のH.I.S.ツアーに落ち着いた。5月中旬には申し込みを完了し長過ぎる準備期間に突入。但し、最初ネットで一人分申し込んで数日後に家内の分を電話で追加したためネット上のマイページには一人分の情報しか表示されず、やや不安な状態が続いた(ネットからも追加できるべきと思うのだが)。
スーパーライトMG

P-1 スーパーライトMG

 まずはスーツケースの買い替え。今まで使っていたスーツケースは全てキャスターが壊れてしまったので。
 どうせすぐ壊れるから安い物にする手もあるが、重量オーバーでヒヤヒヤするのも嫌なので、恐らく最軽量と思われるサンコーのスーパーライトMGにした。マグネシウムフレーム採用で大が97Lで4.5Kg、中が72Lで3.9Kg。青(パールダークブルー)の大と赤(パールワイン)の中を5月中に購入した。
ラゲージチェッカー

P-2 ラゲージチェッカー

 スーツケースは旅マルシェという通販店で購入したので、もれなくラゲージチェッカー(重量計)が付いてきた。これで重量オーバーでヒヤヒヤせず安心して旅行ができる。
古代マヤ・アステカ不可思議大全

P-3 古代マヤ・アステカ不可思議大全

 通常のガイドブックとしては「地球の歩き方」と「るるぶメキシコ」を購入したが、今回はもう少し勉強して行こうと思い探してみたところ、芝崎みゆきさんのこの本に行き着いた。
 最初に姉妹書の「マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行」を購入し面白かったのでこちらも追加で購入したのだった。いずれも写真は一切使わずイラストも文章も全て手書きなので堅苦しさがなく読みやすい。不可思議大全はマヤ・アステカの歴史や造形の奇抜さの紹介が良くまとまっていて特にお奨めだ。
 旅行までにこの本を3回読んで行ったおかげで、現地での説明にも十分ついて行くことができた。但し若干感覚が麻痺して、生け贄から心臓を取り出す行為が普通に感じられるようになるという副作用はあったが・・・。
 ガイドブックとともにネットでの情報収集も行い、最近のものを中心にいくつかのメキシコ旅行記を見てみた。やはりコースがほぼ同じであるRichard's Blogハシムの世界史への旅が参考になった。Travel Sketchはパレンケを含みコースが異なるが内容はかなり詳しい。ハシムの世界史では帰りの飛行機に乗り遅れてパリ経由で帰ったそうで(何と世界一周!)、ESTA申請の動機付けになった。
 旅行記を見るとメキシコ近郊ではクエルナバカでななくプエブラへ行くツアーが多いようだ。マヤの影響があるソチカルコ遺跡は見てみたかったので今回はクエルナバカの方へ行けて良かったが。
Nikon D90

P-4 Nikon D7000

 かなり迷った末にD90から買い替えたD7000。D90からの主な性能向上は、(1)画素数が12.3メガから16.9メガへ増大、(2)オートホワイトバランスの精度向上、(3)フォーカス微調整機能搭載、(4)ユーザーセッティングの撮影モード登録可能、といったところ。D90に比べて劇的な変化は無いものの各部分少しずつ改善されている。メキシコに行くのも最初で最後かも知れないのでより良い写真を撮りたいということで。
 7月中旬に購入し基本テストの後、8/3に耐久テストを兼ねてTDSへ行ってきた(撮影写真はフォトギャラリー参照)。通常の風景写真も暗所でのマニュアルモード撮影も良好。その後、若干のフォーカスずれに気づきニコンSCで調整のうえ更にフォーカス微調整機能による独自調整も行った。
 デジイチ以外のカメラ関係ではコンデジ(Canon IXY L4)、ビデオ(Canon iVIS HF11)、カメラバッグ、ミニ三脚など2年前と同じ構成。L4については降雨時や水中撮影にも対応できるようオールウェザーケースも持参した。実は次男が同時期に国内旅行に行くのでL4を持って行きそうになり、急遽IXY 410F(L4と電池が共通)を購入し次男にはそちらを持たせることにした。L4は画質がイマイマな面もあるのだが、このサイズのカメラがもう販売されて無くオールウェザーケースに入れても十分小さいのでなかなか手放せない。
 SDカードについてはデジイチ、ビデオ共用でclass10の32GB SDHCを購入したところ、HF11がclass6までしか認識せず使用できないことが判明。class6の製造が終了してしまう懸念もあるので、更にclass6の32GBを2枚買い増ししてしまった。D7000は64GBのSDXCも使用可能なのだが、まだ高価だし大容量だとカード故障時のダメージが大きいのでHF11とも共用できるSDHC class6の32GBでまとめておいた。

補足:HF11については7月7日に新ファームウェアが公開されclass10に対応していたことを旅行後に知った。事前にファーム公開の予告をして欲しかった。
充電器一式

P-5 充電器一式

 以前は変圧器も持参していたが携帯電話の充電器も海外対応のものが入手できたので、今回からテーブルタップのみの持参とした。
虫除け

P-6 虫除け

 ユカタン半島の遺跡には虫が多いので虫除けが必須との情報。またホテルの室内に蚊がいて困ったといった情報もあったので、液体噴霧タイプの虫除けと室内用虫除けを準備した。高圧ガスを使用したスプレータイプは機内持ち込みもスーツケースに入れることもできないので注意が必要。

後日談:実際行ってみて虫除けを使用する場面はほとんど無かった。確かに小さな蜂みたいなものは飛んでいるが腕にとまっても刺されることはないので無視していれば問題なし。屋外で衣服や腕に噴霧しようとしても風で飛んでしまってうまくいかなかった。室内タイプにいたっては開封せずに持ち帰り。
遺跡マップ1

P-7 遺跡マップ1

 ガイドブックを持ち歩くと重いので主要な遺跡マップのみをA4用紙の両面にレイアウトして観光中はこれだけを持ち歩いていた。マップは「地球の歩き方」から拝借。これに歩いたルートを書き込んでおくと後で写真との照合がしやすい。
遺跡マップ2

P-8 遺跡マップ2

 こちらは裏面。ソチカルコのマップは「地球の歩き方」には出ていないので「古代マヤ・アステカ不可思議大全」から拝借。現地でセルベッサ(ビール)の選択に役立つようセルベッサ一覧も。
この他に下記の準備も行った。

・旅行用名刺
 前回同様一応準備して行った(今回は旅行中には配布しなかったが)。

・両替
 H.I.S.からの連絡で、ドルが使えるのはカンクンのみで、現地では円→ペソのレートが非常に悪く、ドル→ペソの両替も困難(一人月に300ドルまでとか)のため日本で両替していくようにとのこと。
 実は為替相場をにらみつつ8月上旬に1000ドル両替済みだったのだが、8月中旬にH.I.S.からの連絡を受けて更に10000ペソ両替した。どれくらい必要かの見極めが難しかったが、結果としてはペソを使い切りドルを少々使ったところで止まったので妥当な額だったようだ。
 メキシコペソを扱っている両替店はトラベレックスGPAぐらいのようで、GPAは空港にしかないのでトラベレックの都内店舗で両替した。ところが最初店舗に在庫が3500ペソしか無く予約のうえ6500ペソは別の日に追加両替になった。でもトラベレックは1度両替すると割引券みたいなものをくれて半年間レートが少し良くなるので分割両替で正解だった(事前に知っていたら1回目をもっと少なくしたのに)。

ESTA
 帰りの便が欠航になったような場合には代わりの便を探すことになる。このような時に米国経由のルートも選択肢に加えられるよう念のためESTA申請を行っておいた。

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