2009エジプト旅行

準備編


 急に旅行を思い立ってH.I.S.のツアーを発見しネットで申し込んだのが9/24。60日前早期予約割引ギリギリだった。ここから速やかに準備を開始した。
 まず、ガイドブックを1冊購入。「地球の歩き方」と「ワールドガイド」があるが今回は「ワールドガイド」にしてみた(後日「るるぶ」を、帰ってから「地球の歩き方」も購入)。そして最寄りのH.I.S.店頭でツアーパンフレット入手。更に9/26に新宿のH.I.S.でエジプト旅行説明会があることを知り、当日電話して飛び込みで参加した。これで必要最低限の情報は揃った。
 更にネットで旅行記などを検索したところ、全く同じツアーに今年参加した人の旅行記2件を発見。一つは「2009/07 エジプト ★マイコのHAPPY LIFE★エジプトevery day★」もう一つは「I’m hungry」というブログ内の「20090708-15エジプト旅行」。いずれも私の出発時点で完結していなかったが大変参考になった。特に「マイコのHAPPY・・・」は、2006年、2008年、2009年のエジプト旅行の様子が詳細に記載されていて、もうエジプト行かなくても良いかなと思ってしまうほど(笑)。

 今回の旅行目的の一つとして昨年購入のカメラとビデオの有効活用も考えたので、出発まではその準備が中心となった。心配な点として遺跡などでの写真撮影禁止の状況があった。色々調べたとことろ、数年前にはカメラやビデオの持ち込みは可能だが持ち込み料を取られる所が多かったようだが、最近は撮影禁止または無料で撮影可のように変わってきているようだった。
Nikon D90

P-1 Nikon D90

 メインカメラのデジタル一眼レフNikon D90。レンズは AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR で、ワイド側が35mm換算で24mmと広く絞り解放から周辺部までシャープなのが特長。風景写真に最適のレンズである。シャッター速度約4段分の手ブレ補正機能VRUを搭載しているので、望遠側や暗いところでもあまりブレずに撮影可能だ。
 このカメラは昨年10月に購入したが、その後出掛ける機会が無く活用できていなかった。今回のエジプト旅行では、このカメラで3000枚以上の写真を撮るのを目標の一つに掲げた。
Canon IXY DIGITAL L4

P-2 Canon IXY DIGITAL L4

 ペルー・アルゼンチン旅行の時に購入したコンデジ。今回も補助カメラとして持っていくことにした。D90トラブル時のバックアップ用とレストラン等で大きなカメラの使用が憚られる場面で使用する。
 このカメラは通常ストラップを首にかけて胸ポケットに入れて、いつでも使用できる状態にしておいた。
Canon iVIS HF11

P-4 Canon iVIS HF11

 これも昨年10月に購入のハイビジョンデジタルビデオカメラ。数回家庭内行事で使用したが総撮影時間はまだ短い。このビデオカメラも有効活用したいところだが、観光中にデジイチとビデオの両方を使い分けるのは難しそうなので持って行くかどうかで悩んだ。最終的には観光中の保持方法(P-5写真参照)の目処がついたので持って行くことにした。
 またビデオカメラは一般に広角側があまり広くなく、このカメラも35mm換算で43mm相当だ。そのため0.7倍(30mm相当になる)のワイドコンバーターレンズも購入していたのだが、テストの結果レンズに太陽光が当たると埃の写り込みが目立つことがわかった。装着するかどうかで悩んだが、埃対策に注意することにして付けて行くことにした。
HF11の保持方法

P-5 HF11の保持方法

 常時デジイチを使用しながらビデオカメラをどうやって使うかが問題だった。デジイチは絶対に落とさないよう首にかけているがビデオも首にかけたらガチャガチャとぶつかる。カメラバッグから毎回取り出すと時間がかかるし落とす危険性も高い。
 試行錯誤の末、P-4の写真のようにカメラ側のハンドストラップ(元々の付属品)をクリップに交換し、ベルトに金具を通し使用しないときはビデオカメラをベルトにぶら下げることにした。これだと脱着が簡単で素早く使用でき、使用しない時にも落とす心配がない。この状態で長時間歩いても邪魔にならない事も確認できた。
カメラバッグ

P-6 カメラバッグ

 ペルー・アルゼンチン旅行の時は次男が同行したので私は小さめのカメラバッグを持ち、次男に大きなカメラバッグを持たせて2台目のデジイチやミネラルウォーターその他の荷物を運ばせていた。今回は1人なのでデジイチ、ビデオとともにミネラルウォーター1本とガイドブック、常備薬、ポケットティッシュなどがコンパクトに収まる必要がある。何種類かのバッグを検討の末、このバッグを新たに購入した。但し、ショルダーベルトのパッドがずれやすくストレスが溜まるので固定タイプのベルトを別途購入した。
メモリーカード

P-7 メモリーカード

 今回新たに購入したメモリーカード(全てSDHCカード)は32GB1枚と16GB2枚。HF11は内蔵メモリと32GBカードでハイビジョン6時間の録画が可能。D90は16GB3枚で3000枚の撮影が可能。L4は前回と同じ8GBで、これで4000枚の写真または1時間の動画撮影が可能だ。他に前回購入の4GBが6枚あったので、D90とL4合わせれば8000枚以上の撮影容量がある。
変圧器と充電器一式

P-8 変圧器と充電器一式

 大切な変圧器とカメラ3台の充電器。変換プラグはCタイプとのことだが、心配なので他の種類も持参した(結果的には全てCでOK)。
ブロワー

P-9 ブロワー

 行き先が砂漠地帯であり、またHF11のワイドコンバーターレンズの埃に注意が必要なので、小さめのブロワーを購入し常時携帯することにした。
三脚とライト

P-10 三脚とライト

 秘密兵器の小型三脚と小型LEDライト。三脚は夜景撮影にライトは暗い遺跡内での使用を想定。これらもカメラバッグのポケットに常備。
 道具立てが整って次の問題は効率良い撮影技術。どうもフィルム時代の人間は撮影コマ数を節約する傾向にあり、枚数が稼げない。あとデジイチの設定をどうするかも問題。性能をフルに発揮するには1枚ごとに感度、絞り、シャッター速度の調整をすべきなのだが、ツアー参加ではそんな時間は無い。フルオートで失敗しない設定にしておく必要がある。
 そこで10月〜11月の間に下記のように都内の庭園などを回って撮影特訓を行いつつ、設定方法の検討を行った。

                                  撮影枚数
(1)10/9  赤坂〜迎賓館               94枚
(2)10/11 浜離宮                    131枚
(3)10/15 六義園                    119枚
(4)10/27 小石川後楽園              197枚
(5)11/4  皇居東御苑                152枚
(6)11/6  駒沢オリンピック公園       81枚
(7)11/15 浅草                       95枚

 写真の一部はフォトギャラリーに掲載している。結果、通常はシーンモードの風景モードで撮影することにした。Pモードに比べると発光禁止オートや風景モードは2段階ほど絞り込んだ設定(シャッター速度は遅め)になっており被写界深度が深い。また、風景モードは発光禁止オートより感度上昇タイミングが若干早い(つまり暗所でも絞って高速シャッターが可能)ことがわかった。
 RAWで撮影するのでRAW現像時にホワイトバランスやピクチャーコントロールの変更は自由にできる。またテストの結果、露出補正が必要な場合もRAW現像時の補正で大抵の場合は対処可能であることがわかった。

 撮影特訓ではビデオ撮影も行っていて、最後の浅草では面白いものを撮影することができた(このページの末尾を参照のこと)。
メモ帳

P-11 メモ帳

 ペルー・アルゼンチン旅行の時から愛用のメモ帳。スペイン製。どこかのデパートの文房具売り場で買ったと思う。飛行中の気圧変化、翌日の予定、買い物記録などのメモに使用。
財布

P-12 財布

 ペルー・アルゼンチン旅行に持参したものに似ているが別物。同じガテマラ製だが今年9月に国立科学博物館で開催されたシカン展で購入したもの。今回も、いかにも財布っぽくはないものを持参。
旅行用名刺

P-13 旅行用名刺

 ペルー・アルゼンチン旅行のときから始めた旅行用名刺を今回も準備。クルマ関係のオフ会ではクルマの写真とハンドル名を印刷した名刺を交換するのが一般的。その文化を応用したもので旅行記掲載予定のHPアドレスなども印刷してある。今回は参加人数が多そうなので機会があれば渡すぐらいのつもりでいた。
TMPGEnc 4.0 EXPress

P-14 TMPGEnc 4.0 EXPress

 これは旅行後に購入したもので、動画のカット編集、サイズ変更、別フォーマットへのコンバート(再エンコード)を行うソフト。HF11の動画データが1920x1080のAVCHDなのに対しYouTubeの推奨フォーマットが1280x720のMPEG-4なのでコンバート用に購入した。
 着々と準備が進み残る心配は健康状態。新型インフルエンザが流行し出発直前に発病するのではという恐怖におののいていた^^。まあ週1回のウェイトトレーニングと週1回のジョギング7Kmに加え撮影特訓でもカメラバッグを担いで歩き回っていたので体力的には自信があったのだが・・・。
 その他の準備品としては、イスラム圏でアルコール欠乏の恐れがあったので、TB(トップバリュー)の甲種焼酎500ml(ペットボトルに小分け)、紙コップ、アーモンドとアタリメ、ミネラルウォーターを持参。日本の軟水のミネラルウォーターはスーツケースの重量制限ギリギリまで詰め込んでおいた。
最後に、撮影特訓中の浅草神社で見かけた猿回しの芸(その1)(3分39秒)。初めて見たが、猿回しがこんなに面白いとは知らなかった。

※PCの性能に余裕があれば720pかつフルスクリーンに切り換えて再生してください。
浅草神社で見かけた猿回しの芸(その2)(3分22秒)

※PCの性能に余裕があれば720pかつフルスクリーンに切り換えて再生してください。
最後にしっかりご祝儀の要求が。撮影後100円払ってきた^^。

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