いよいよ出発の日を迎えた。2日前に添乗員から「ご挨拶コール」(電話)があった。アベさんという若くて元気そうな女性だ。一通りの説明の後、参加者について聞いてみたところ21名でそのうち1人参加の人が13人もいるとのこと。さすがに1人部屋追加代金半額のことはある。年齢構成は23歳から66歳までと見事にバラバラ。どんな珍道中になることやら。
今までの海外旅行では空港までクルマで行っていたが、今回は1人と言うこともあり公共交通機関を利用することにした。スーツケースも宅配を利用。
2週間ほど前から続いていた風邪気味状態が依然としてスッキリせず、前日も37度ちょうどの微熱が出たので急遽抗生剤入りの強力風邪薬5日分を調達しての出発となった。
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1-1 成田エクスプレスに乗車(J09:41)
行きは渋谷から成田エクスプレスを利用することにした。新幹線などと違い家の近くから乗車できるので便利だ。第2ターミナルまでの所要時間は69分。
この日は小雨だったがエジプトでは雨は降らないと思うので、いらないビニール傘を差して行き渋谷駅で捨てていった。
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1-2 新型車両(J09:42)
成田エクスプレスが入線してきた。10月1日から導入されたカッコ良い新型車両(E259系)だ。大型液晶案内装置が装備されていて日、英、中、韓の4ヶ国語対応とのこと。
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1-3 【動画】渋谷駅を出発(J09:45、24秒)
定刻に発車。何の変哲もないJRの駅だが一応撮影しておいた。これがエジプト旅行の動画第1号。
※PCの性能に余裕があれば720pかつフルスクリーンに切り換えて再生してください。
この後の動画もすべて同様です。
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1-4 成田エクスプレス車内(J09:53)
成田エクスプレス車内の様子。まだガラ空き。東京駅でも多少乗ってきたが、それでも空いていた。車内温度は高め。
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1-5 【動画】成田空港近くの風景(J10:36、16秒)
かなり成田空港へ近付いてきた。千葉県の田園地帯を走って行く。
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1-6 情報表示モニタ(J10:49)
これが大型液晶案内装置でフライト情報などが表示されている。
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1-7 定刻に到着(J10:54)
空港第2ビル駅に定刻通りに到着。心配性なので電車が遅れたらどうしようと代替交通手段を調べたりしていたが全く心配なかった。
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1-8 出発ロビー(J11:05)
第2ターミナルの国際線出発ロビー。ここに来たのは今回が初めてだ。
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1-9 上の階へ(J11:11)
時間があるので上の階に上り、のど飴などを買い増ししつつぶらついていた。
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1-10 QLライナー窓口(J11:20)
集合時間は11:55なのだが退屈なので早めにQLライナー窓口へ行き、送っていたスーツケース受け取った。前日午後2時頃に集荷し、夜遅くには配達済みであることをネットで確認できていた。
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1-11 ツアー受付デスク(J11:31)
こちらはH.I.S.のツアー受付デスク。11:30になったので行ってみたらもう受付を開始していた。
ここで添乗員のアベさんと対面し、パスポートの確認をしてスーツケースにツアータグを付けてもらい航空券を受け取った。各自チェックイン手続きをしてまたここへ戻るようにとのこと。
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1-12 航空券
これが航空券、というかA4のeチケット控え1枚。どこも電子化が進んでいる。東京〜カイロ往復とカイロ→ルクソールが全て印刷されている。
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1-13 チェックインカウンター(J11:41)
早速チェックインカウンターに並んだのだが一向に進まない。まだ開いていないようだ。
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1-14 受付開始は11:55(J11:43)
ふと振り返ると受付開始11:55の表示が。まだ10分以上ある。
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11:55を少し過ぎて受付が始まったが、なかなか列が進まなかった。いきなりエジプトモードらしい。回りを見回すとスーツケースに同じタグを付けている人がチラホラいて同じツアー参加者と分かり少々会話を交わす。
30分ほどしてようやくチェックイン手続き完了。通路側にしてもらったのだが、ツアーの場合はツアー参加者の座席範囲が決まっていてその中で割り振るらしいことが後でわかった。
再びツアー受付デスクに戻り、観光時に使用するイヤホンガイドと旅行に関する注意事項の書類などを受け取った。今度は午後1時に大型モニタ前に集合とのこと。
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1-15 イヤホンガイド(J12:41)
集合までに時間があるので早速イヤホンガイドを取り出してみた。この時はうまく付けられなかったのだが、耳型のイヤホンの隙間に耳を強引に通して装着する。長時間付けていると耳が痛くなる。耳が大きめの人は無理だと思う。もしかして色々なサイズがあるのだろうか?。
新しい電池が付いていたが本体内部にも電池が入っていた。本体内部のは古い電池かも知れない。
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1-16 イヤホンガイド説明書
こちらがイヤホンガイド説明書。イヤホンガイドは貸与品なので無くすと5250円取られるのだが、スペア電池も返却の必要があるので要注意。
帰ってきてから感じたことだが、せっかくこういう器具を使用できるのでサウンドレコーダーを間にかまして、ガイド音声を録音しておくと良いかも知れない。
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13:00を少し過ぎて集合し、点呼や今後のスケジュールと注意事項の説明などがあり、各自セキュリティチェック、出国審査へと進んだ。
新型インフルエンザに関する注意もあり風邪の症状が出たらすぐに申し出るようにとのことなので、早速「風邪気味で微熱が出るかもしれないけど、どこか検査で引っ掛かるところがありますか?」と聞いて不安に陥れる^^;。結果、微熱程度では大丈夫そうなのだが万が一通過できない場合に備えて添乗員のアベさんの携帯番号を聞いてからセキュリティチェックへ進んだ。
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1-17 82番ゲートへ進む(J13:28)
セキュリティチェック、出国審査、健康チェック(は特に無かったようだが)とも問題なく通過し82番ゲートへと向かった。
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1-18 シャトル乗り場(J13:30)
搭乗ゲートへは途中でサテライト連絡シャトルに乗る。これも初めての体験。ここがシャトル乗り場。
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1-19 【動画】サテライト連絡シャトル(J13:31、24秒)
400mほどあるらしいが、すぐに着いてしまう。途中でもう1台とすれ違う。
これくらいの距離なら動く歩道でも良さそうに思えるが、新機軸を打ち出すために導入したのだろうか?。
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1-20 82番ゲート(J13:34)
82番ゲートにやって来た。搭乗まではまだ時間があるようだ。フライト時間14時間45分との表示が。今までで最長の飛行時間となるのは間違いない。
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1-21 A340がスタンバイ(J13:34)
既に乗る予定のA340がスタンバイしてるので大きな遅れは無さそうだ。最近では珍しくなりつつある4発機。古くてボロいとの評判だが・・・。
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ここで携帯でも写真を撮ってブログアップ(←ほとんどツイッター^^)。そして携帯の設定を海外用に変更。国際ローミング対応の携帯を持って海外へ行くのは初めてで良くわからないが、海外でのiモードを「利用する」に設定しメールを「選択受信」にしておいた(選択受信は不要だったかも)。
暫く座っていたが退屈しあたりを徘徊。機内持ち込み用ミネラルウォーターを1本買っておいた。本当はビールを持ち込んで宴会モードにするべく保冷バッグも準備していたのだが風邪気味のため自粛。
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1-22 混んできた待合室(J14:02)
出発予定時間が近付き混み合ってきた待合室。ブラついていると座るところが無くなりそうだ。
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1-23 スーツケース積み込み中(J14:04)
機体の方を見るとまだスーツケースの積み込み中。
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1-24 搭乗(J14:19)
いよいよ搭乗となった。「機内へのご案内が遅れてます」みたいな放送もあったようだが、出発予定14:25なので大きな遅れは無さそうだ。
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1-25 A340のアップ(J14:23)
搭乗途中でA340のアップを1枚。
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1-26 航空券
こちらが行きの航空券。これ以上切り離さず最後までこの状態で持ち帰った。
座席配置は2-4-2で、私は中央4人掛の左端。隣に同じツアーのKさん(女性)、その隣にMさん(男性)といった感じで付近にツアーメンバーがかたまっていた。
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1-27 離陸直後(J15:13)
15:02に離陸。離陸するとモニタに飛行状況が映し出される。マップが縮尺を変えて3通りほどと到着予定などの数値情報で、航空会社や機体メーカーが変わっても同じような表示なので、このシステム専門の会社があるのだろう。
離陸後Uターンして進路を西へ。機内は冷房がややキツく毛布1枚では寒いので上着を1枚羽織っていた。
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1-28 早く着きそうな予測が(J15:13)
これを見ると残り所要時間13時間30分で、現地時間21時43分に着く事になっている。だとすると予定より25分ほど早いのだが・・・。
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1-29 1回目の食事(J16:13)
水平飛行に入ってまもなく1回目の食事が出てくる。選択肢も内容も事前に調べた先人のブログ通りだ。硬いと不評のビーフは避けてシーフードカレーを選択。まあまあ美味しかった。
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1-30 北京上空を通過(J18:14)
ソウル上空を経て北京上空を通過中。各国の大都市上空を渡り歩いていくのか?。
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1-31 ゴビ砂漠へ(J19:22)
ゴビ砂漠へ突入。モニタでは映画も上映されていて、1時間半〜2時間程度の映画が終わるとまた短時間だけ飛行状況が映されるというパターンだった。
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1-32 ウルムチも通過(J22:24)
ゴビ砂漠からチベット高原の端をかすめて、懐かしのウルムチも通過。そしてカラマイ上空へ。まさに空のシルクロードを往くといった感じだ。
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1-33 中間地点通過(J22:25)
カイロまでの所要時間6時間43分となっているので中間地点は通過した模様である。
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このあたりまでが退屈で長く感じられたのだが、高度計測を行っていた腕時計(CASIO PROTREK)が自動照明モード(傾けると自動的に一定時間照明が点灯する)に切り替わっている事に気付き退屈していられない状況となった。腕を動かすたびに照明が点くので旅行の途中で電池が切れる恐れがある。当てずっぽうで色々操作してみたがどうしても解除できない。この時計はペルー行きの時にも操作方法がわからなくなって苦労した経験があり説明書を持ってくるべきだった。
カイロに着いたら家にメールして操作方法を調べて貰うことにして、外してシートポケットに入れてしばらくしたら何故か解除されていた。謎だがほっと一息。
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1-34 軽食タイム(J23:17)
日本時間の夜遅くに軽食が出た。これも事前の情報通り、おにぎりともみじ饅頭。なぜ、もみじ饅頭なのかは謎のまま。
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1-35 3回目の食事(E19:11)
エジプト時間では19時なので夕食か?。先ほどの軽食から3時間なのであまり時間が経っていない。
海鮮丼にしてみたら鰻の蒲焼きが入っていた。海鮮丼というと生もののイメージがあるが違うようだ。こちらも味はまずまずだった。
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1-36 エジプトに接近中(E20:29)
モニターに表示される地図にエジプトが入ってきた。もう一息。
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1-37 エジプト航空のホルスマーク(E21:59)
着地直後にモニタに写っていたエジプト航空のホルスマークを撮影。
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1-38 読めない(E22:01)
ホルスマークと交互に出てくるこの文字は全く読めず。
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1-39 浮き足立つ機内(E22:13)
滑走路を延々と走った後、飛行機が停止すると皆焦って立ち上がるのだけど、なかなかドアが開かない。
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1-40 バスへ(E22:27)
ようやく降りてバスへと向かう。先ほどから14分も経過している。
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1-41 バスの中から(E22:27)
バスの中から乗ってきた機体を撮影。
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この後、健康調査(紙1枚出しただけ)、ビザのシールをパスポートに貼り付けて入国審査までは順調に進んだ。途中で30ドルほどエジプトポンドに両替したのだが、小額紙幣が無いと言われてLE10以上のものばかりになってしまった。これではトイレチップに使えず両替の意味が無いのだが・・・。
そしてスーツケースのピックアップの段階で問題発生。私を含めて3人分のスーツケースがなかなか出てこない。あげくの果てにベルトコンベアが止まって便名表示も消えてしまった。添乗員のアベさんは「大丈夫です、機械が故障しただけなので、また出てきます」と言うけど現地のアシスタントの人はお手上げみたいなそぶりをしているし・・・。スーツケースなしで、着替えもなし、充電器もなし、お土産を持ち運ぶ手段もなしという状態を想像し途方に暮れていた。まあ、付近にいた別のツアーの人たちも留まっていたので、かなりの数の荷物がまだ出ていないようではあったが。
20分待ち30分を過ぎたあたりだったか、急にベルトコンベアが動き出し再びスーツケースが出始めた。更に時間がかかったがようやく私のスーツケースも出てきたのだった。
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1-42 出てきたスーツケース(E23:34)
一番手前のが最後に出てきた私のスーツケース。旅行は何度もしているが、今回はかなり肝を冷やした。でも、これがエジプトモードで良くあることらしい(本当か?)。
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1-43 怪しげな絵(E23:37)
気を取り直して辺りを見回すと、怪しげな絵が。これは一体何なんだろうと思いつつバスへ向かって歩き出した。
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1-44 バスへ乗る(E23:42)
既にH.I.S.のバスがスタンバイ。今回、ツアーメンバは21人なので、1人参加の人も全員ゆったり2人掛けの座席を占有することができる。
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1-45 【動画】カイロ空港を出発(E23:50、1分22秒)
カイロ空港から走り出す様子。途中で空港ビルを振り返っている。
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1-46 【動画】深夜のギザ市街(E24:28、49秒)
既にギザ市街に入ってきていると思う。夜の12時を過ぎているのに多くの人で賑わっている。
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1-47 アマランテ・ピラミッズのフロント(E24:41)
宿泊ホテルのアマランテ・ピラミッズに到着しフロントでチェックインの手続き中。この時だけ一晩パスポートを預けたが、これ以後の他のホテルでは不要だった。コピーでも取ったのか?。
鍵を渡されるとき点呼があるのでメンバーの名前をメモっていたが途中でわからなくなり諦めてしまった。その後も名前を覚える努力を放棄したので最後まで半数以上の人の顔と名前が一致せず^^。まあ良いのだけれど・・・。
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1-48 アマランテ・ピラミッズの室内1(E24:54)
ようやくホテルの部屋に入れた。ほとんど深夜の1時。
今までの旅行でも室内の写真を撮っていたが荷物が散らかっていた。そうだ、荷物を広げる前に撮れば良いのだ、と気づき今回から実行してみた。
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1-49 アマランテ・ピラミッズの室内2(E24:54)
こちらは別方向。普通だがなかなか綺麗な部屋だった。
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1-50 アマランテ・ピラミッズの室内3(E24:54)
こちらはドアの方向。荷物を移動してから撮るべきだった。
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1-51 アマランテ・ピラミッズの室内4(E24:55)
こちらは洗面所。鏡にバスタブが映っている。
ちなみにエジプトではどのホテルでも普通にお湯が出て風呂に入れて、備え付けのドライヤーも問題なく使えた。
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既に午前1時なのに、明日(もう今日)はモーニングコール4:45、荷物出し5:30、朝食は5:30からでロビー集合6:15とのこと。風呂に入って荷物を整理したら睡眠時間は2時間程度しかない。
緊張しているせいもあるのだろうが、脈拍が常時100超で心臓の鼓動がうるさくて寝付けない。風邪対策で薬を飲み過ぎたせいかもしれない。せっかく持ってきたマイスリー(睡眠導入剤)の使用は短時間では危険だし・・・。結局、2時間ほど横になってウトウトしただけで翌朝を迎えることになった。
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