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富士登山口は4ヶ所あるが、富士宮口は車で標高2400mの地点まで行けるので、頂上まで最短距離、最短時間で登ることができる。そこで、今回の富士登山は富士宮口から登ることにした。富士宮口五合目へは、まだ行ったことがなかったので、道順、駐車場、および登山口の偵察のためGW中の5月1日の早朝に一人で行ってみた。
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F-1 富士山スカイラインから見た富士山
この日は、御殿場のあたりは雨で山麓も霧に覆われていたが、ある程度登ると急に晴れてきて富士山が見えた。これは富士山スカイラインの、急な登りに差し掛かる直前の駐車場から撮影したものである。かなり残雪があり、登山はまだまだ危険そうだ。
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F-2 富士宮登山口
ここが、標高2400mの富士宮五合目の登山口である。2400mでも早足で歩くと頭がくらくらする。まだ早朝でさすがに駐車場は空いていたが、GW中だけあってそこそこに賑わっていた。六合目あたりまで行ってみたいところだが、登山道は立ち入り禁止になっていた。それでも、スキーを担いで登っていく強者もいたようだ。
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F-3 山頂を望む
五合目からは山頂が直接見える。直線距離では3Km程しかないが、ここを5時間程度かけて登ることになる。山頂が見えるのになかなかたどり着けないのが富士登山の辛いところらしい。
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案内板があり、山小屋の配置や標準の所要時間が書いてある。登山道の他に、宝永火口まで行き林の中を帰ってくるハイキングコースがあることがわかった(所要時間50分)。次回は、このハイキングコースを歩いてみるのが良さそうだ。
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F-5 駐車場のレイアウト
駐車場のレイアウトの案内板もある。一方通行でぐるぐる回れるので、良い場所が空いてなければ、回りながら空くのを待っても良さそうである。また、右の端の方よりは半周回った休憩所下の方が階段ですぐに登山口に出られることもわかった。
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この日は朝4時半頃に家を出て2時間ほどで着き、帰りも同じぐらいの所要時間だったので朝の9時頃には帰ることができた。帰ったら、家族は皆起きたばかりだった。
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この日、当初からの計画通り家族4人で山頂を目指した。土日や7月下旬は平日も混雑するので、7月前半の平日を選び、また相当に疲れると思われるので休み前の金曜に有給休暇を取得して臨んだ。なお、この日は子供たちは試験休みである。直前に台風が来ていて危うかったが、首尾良く通り過ぎて台風一過の快晴で、更に斜面は適度に湿っていて埃が立ちにくいという、絶好のコンディションだった。
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F-9 登山前
ほぼ予定通り(10分遅れ)の06:40に五合目に到着し、車の中でパンを食べて準備体操をしてから出発。出発予定は07:00だったが、ここでのんびりしすぎて07:45の出発となった。この時は、まだ元気いっぱい。
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F-10 八合目に到着
次男が足が痛くなったりして若干遅れながらも、七合目あたりまでは出発時の遅れをそれほど拡大せずに登って行ったが、次第に家内のペースが落ち始め標高3250mの八合目に到着した時は当初予定に比べ2時間以上の遅れとなってしまった。この後も遅れが拡大すると予想され、このままでは明るいうちの下山は困難になるので、残念ではあるが山頂まで行くのは断念しここから引き返すことにした。
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| 地点 | 標高 | 到着予定 | 到着 | 出発 |
|---|
| 五合 | 2400m | 06:30 | 06:40 | 07:45 |
| 新六合 | 2490m | 07:20 | 08:05 | 08:15 |
| 新七合 | 2780m | 08:30 | 09:40 | 09:55 |
| 七合 | 3010m | 09:30 | 11:00 | 11:10 |
| 八合 | 3250m | 10:20 | 12:25 | 13:10 |
| 七合 | 3010m | | 14:20 | 14:40 |
| 新七合 | 2780m | | 15:45 | 16:05 |
| 新六合 | 2490m | | 17:30 | 17:50 |
| 五合 | 2400m | | 18:10 | 18:30 |
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F-11 長〜い下山
八合目でのんびりおにぎりを食べ13:10に下山を開始したが、岩だらけの急斜面に家内が怯えて超スローペースになってしまった。途中、何度もこの写真のように休みながら、18:10にようやく五合目にたどり着いた。後半、長男は吐き気に私は頭痛に悩まされた。下りも登りと同じぐらい時間がかかってしまった。
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この日は、山頂までは行けずに残念ではあったが、標高3000m超の領域で苦しい登りを経験したので、高地順応力は相当に増強されたことだろう。
あと、台風の影響が残っているのか風が強く、何度か帽子を飛ばされそうになり、途中からかぶるのをやめてしまった。頭痛はそのせいかも知れない。また、顔には日焼け止めを塗っていたのだが、首や耳が不十分だったため結構日に焼けてしまった。数日して、耳も帽子をかぶらなかった頭も水ぶくれっぽくなり皮が剥けてきた。腕は長袖なので全く日焼け止めを塗らなかったが、途中で暑くなりうっかり腕まくりしてしまったため、火傷のような日焼けになってしまった。みっともないので夏中長袖で過ごすことになった。腕の日焼け跡は、10月末の現在でもうっすらと残っている。
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12日の登山でも、チベット行きの準備としては十分とは思ったが、山頂まで行けなかったのはいかにも悔しい。ということで、再チャレンジの機会をうかがっていた。家族はもう行きたくないということなので、26日の金曜日に再び有休を取得して、今度は一人で挑戦した。集団で登ると、常に遅れた人に合わせざるを得ないという問題があるが、一人であれば何かあったときに心配な点もあるものの、マイペースで無駄なく登れるという利点がある。
なお、前回の教訓から、帽子を飛ばされにくいものに交換し、日焼け対策も万全にした。暑くても、腕まくりはしないことにした。
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F-12 夜明け前の富士山
この写真は5月1日の最初の写真と同じ場所から撮影したもの。今回は余裕をみて、家を3時半に出発したので、この時点ではまだ夜明け前だった。東名高速の途中で多少雨がパラついていたが、富士山に近づくと急に晴れてきてこの日も快晴になった。
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前回登った八合目までは快調なペースで登って行った。この写真は七合目付近からの眺めで、左手に宝永火口、右側の遙か下に新六合目の山小屋が見えている。
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九合五勺を過ぎたところの、最後の斜面。左側上方の窪んだ形のところに山頂への入り口があり鳥居もあるのだが、この写真ではよく見えない。しかし、実に良い天気だった。
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F-15 山頂に到着
ついに山頂に到着。神社や売店・休憩所・山小屋があり賑わっている。
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| 地点 | 標高 | 到着 | 出発 |
|---|
| 五合 | 2400m | 05:25 | 06:05 |
| 新六合 | 2490m | 06:18 | 06:25 |
| 新七合 | 2780m | 07:10 | 07:20 |
| 七合 | 3010m | 08:05 | 08:15 |
| 八合 | 3250m | 09:00 | 09:20 |
| 九合 | 3460m | 10:00 | 10:10 |
| 九合五勺 | 3590m | 10:50 | 11:00 |
| 山頂 | 3730m | 11:45 | 12:00 |
| 剣が峰 | 3776m | 12:30 | 12:40 |
| 山頂 | 3730m | | 13:20 |
| 五合 | 2400m | 16:55 | |
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F-16 剣が峰
神社の前を左に折れると、剣が峰がそびえている。これを登りきらないと日本での最高地点に行ったことにならない。この最後の登りは急斜面でしかも滑り易く、疲れも極限に達しているのでなかなか大変だった。30分かけて何とか登った。
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F-17 登頂証拠写真
剣が峰には測候所があり、その敷地内に最高地点があり、記念碑が建っている。ここで証拠写真を撮った(休んでいる他の登山者に撮ってもらった)。結構、怪しい風体ではある。
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剣が峰からは、先ほど到着した山頂の浅間大社と休憩所が見える。神社周辺は、登り斜面に比べると広々しているように感じたが、ここから見ると噴火口のヘリの結構危なっかしい場所に建っていることがわかる。
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火口内は荒涼としていて、雪も残っていた。ここには掲載できないが、写真5枚ぐらいを貼り合わせて大パノラマ写真を作ると、火口の全貌がわかる。
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この後、山頂の休憩所で30分ほど休んでから下山した。快調なペースで降りて行き3時間半ほどで五合目に着いたが、途中、八合目の手前で足を滑らせて転んでしまった。飛ぶように降りていく人を見て、ああそうかスキーでコブ斜面を滑る要領だなと思い、ダブルステッキで体を支えつつ岩の頭を次々に狙ってリズム良く降りていったところ、岩の上に乗った砂利にジョリッと足を取られ滑って転んでしまったのだ。転んでから2mほど斜面を転げ落ちたような気もする。長袖シャツを着ていたのでまだ良かったが、それでも両肘を擦り剥いてしまい、バンドエイドを貼りまくって、その後はおとなしく降りて行った。
なお、この日は米軍の兵士の一団も登っていたのだが、彼らはすごい。ジグザグの登山道が混んでいると見るや、まっすぐにショートカットして駆け下りていくのである。しかも全然転ばない。訓練された軍隊は、さすがに違うなあと感心してしまった。
何はともあれ富士山登頂を果たし、さあこれでチベット行きの準備は万全、と思ったのだが・・・。
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